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    日記1998【5】私の破綻面接日和(了)





    (1001字    1998年6月15日に記す     2012年6月補筆修正)
         本日、造園工事の仕事を請け負っている会社に面接に出向いた。場所は地元から近いとは言い難い。今まで受けてきた面接場所に比べれば、倍以上の時間を有しただろう。
     まず山手線を降りS駅まで、改札を抜けると目の前にはバス・地下鉄といった具合に案内が出ているのだが、両出口でバスが出ていることを知らず、そのくせ職安でどちらのバスターミナルに行けばいいのか教えてもらっていなかったのだ。とりあえず私は歩きなれた東口から見て回ることにした。
     と言っても、その頃の時間は決して予定よりも早いというわけではなく、実際のところは順調に行かなければ時間はすぐに足りなくなる状態であるが。
     すでにだいぶ歩き廻り、改札を抜け東口の奥まった所まで来てしまっていたので、違っていたらと一瞬でも考えると小便が漏れそうな恐慌状態だった。結局東口のバスターミナルではなく逆の西口だったらしく、私は歩いてきた道を引き返す最中にも何となく足が上手く進まずもつれる気分で、もうはっきり言って億劫になりつつあった。どうせ間に合わないなどという風に、自分で悪い方向へばかり思い巡らせるようになってしまう。悪い病気が再発したか、それまで抑えていた不安は一気に増大した。
     
     一応あっているはずのほうへ向かい、早歩きをしながら額から流れる汗を袖で拭ったついでに時計を確認すると、逆算する限りではぎりぎりまだ間に合う。すると妙な使命感の如きものが無闇にも沸き起こり、探していたバスターミナルが遠くに見えてきたせいもあってか、急がなければ急げばなんとかなるんじゃ、と焦って次第に小走りになりながら人波を掻き分け進み、目的のバスターミナルを目指した。
     正直に言って結果はさほど気にしていなかったが、なにはともあれ面接には行きたかったのだ。私には面接を無事にこなした既成事実が欲しかったというのが嘘偽りのない気持としてあり、本心の半分を占めていたのだと言えるだろう。
     残りの半分は、就職に対する少なからぬ意志である。そこにはこれ以上親に心配をかけるわけにはいかないとの理由が、確かにあった。複雑な心境である。仕事に就いていない場合、特にこれといったメリットがないのだからもちろん就いているほうがいい。このことについてはまたのちにでも書きたい。考えが纏まりそうならば。
     運よく時間に間に合い面接場所にも辿り着き、どうやら無事終わったのだ。あとは結果を電話の前で正座して待つしかない。         




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    日記1998【4】ビデオを借りる    面接に行く(了)





    (640字    1998年6月8日,6月10日に記す    2012年6月補筆修正)
    6月8日
        明日、某鉄道会社の駅務員の面接だ。一体何について聞かれるのだろう。面接対策本を読み、だいぶ面接に対する心構え、質問への応対の仕方等にも僅かに自信はついた。しかし不安はある。
     ほとんど漠然としたものなのでなんとも対処の仕様のない。大体こういった不安、それからくる焦り緊張は、特に私のような小心者でまた消極的な性格の人間には付き物なのである。さらに面接の結果が芳しく無かった時の家での立ち振る舞いをどうしようかと、他人からすると如何にも馬鹿馬鹿しい心配を今からしてしまう。 
     
    6月10日
     本日午前五時ころからビデオを観た。題名は『十福星』『燃えよデブゴン 正義への招待拳』だ。香港映画に最近少しばかり凝っていて、両方共主演をサモハン・キンポーが演じている。絶妙な本格アクションと普段の少しばかり抜けた雰囲気やその顔との対比がなんとも面白い。終始コメディータッチのわりに、意外と重いテーマを取り扱っている。
     相手役とサモハンが顔を向き合わせ会話をした後、双方ゼンマイのネジが切れたかの一瞬前からの断絶した硬直、また独特な間の取り方が小気味良い。互いに探りあいやら誤解やら誤解の訂正やら思い込みからの激昂だったり、会話の後に生まれる無言の余韻部分は次の場面をこちら側にも想像させる時間的な猶予と、展開を予想させる楽しみがある。その後如何にも予定調和なセリフや動作がなされることが多いのは、パターンを踏襲したコメディーとしては仕方ないがそれはそれで楽しめるからいいのだ。
     



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    日記1998【3】目覚めと悲劇(了)





    (1047字    1998年10月記す    2013年06月補筆修正)
        TV番組で紹介されたアメリカの訴訟例でこんな興味深いものがあった。ある老女が道を歩いていたところ、教会からの落下物(これがなにか憶えていないのだが、おそらく頭蓋骨が陥没するレベルの物ではないのだろう。番組内で老女はインタビューに対してまともに答えられる状態だった)によって頭に軽い怪我をしたというのだ。これは確かに危険であるし、怪我の程度が多少ひどければ訴えられる可能性は十分にある。
     実際は小さい傷だったみたいだがその老女側の訴訟文によると、頭に受けたショックによって異性に再び性的興奮を覚える体質になってしまい、いつの間にか気づかないうちにオーガズムを迎える体になってしまったという。なんとも他人には想像し難い悲劇に見舞われることとなった。
     忘れ去られてもいた感覚が蘇り、半ば自動的なつきまといが不快さや生活の不自由さをもたらし、そうなってしまった自らの現状は非常に羞恥を感じるところであるとして、多額の損害賠償を請求する運びとなった。金額は正確には忘れたが、多分日本円で億相当の請求だったと思う。
     道を歩いているだけでも勝手にしかも非常に唐突に、「かなり些細なきっかけでオーガズムを迎えてしまう状態」をどうにも想像しづらいことは確かながらも、敢えてその感覚を私自身に当てはめ考えてみると、確かに異性との接触を避けるために外出を躊躇うかもしれない。
     TVによると教会側は老女の言いがかりだとの主張で真っ向から対立しているらしく、ただ実際にどうだったのかこの先の展開は知らない。日本のバラエティー番組で紹介された、報道というかこの海外版ワイドショウは、然々の訴訟があったまでしか伝えていないので以降の展開や判決について、大きな事件というわけではないこともあり日本から知るのは難しい。

     怪我をしたことは気の毒であるし被害の程度によってそれは償われなければならないが、しかし老女が頭に受けたショックによって再び性欲を異性に感じるようになり、しかも全く不随意的、およそ強制的にオーガズムを迎えさせられてしまうとはどういったメカニズムによるものか。
     正直私が考えても明確な答えは出ない。ひょっとしたら本当に、脳を揺さぶられた時に発生した異常な電気信号が、性的な興奮やそれを経た末の絶頂を引き起こす類の命令を伝える回路を、誤った形で復元、または再形成したのかもしれない。そんなことが教会からの落下物による事故によって、慎み深い生活を送る老女に実際に引き起こされたのだとすれば、なんとも悲劇的な話だと言えないだろうか。
     



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    日記1998【2】雀龍会会員メモ~3(了)





    (1091字)
    総評
    【N上】 やはり全体的に優っているし、上手さは誰もが認めるところだ。私の当面の課題は、ツイてきた彼を止めていかにして潰すか
    彼の読みは的確なだけではなく、流れを掴みそれがどの程度であるか理解することに長けている。つまり、狙える時と狙えない時の見極めが上手い
    彼の場合はW森ほど極端に堅いわけではないので、たまに見え見えの手にも勝負とあらば危険牌を突っ込みもする
    付け入るところと言えるかは分からないが、彼は勝負の楽しさを優先しているのか、もちろんやるからには勝つつもりでいるとは言っても、私のようにひたすらとにかく勝ちにこだわるタイプとは、ギリギリの局面に接する打ち方などの姿勢からしてかなり違う。その勝負に対しての甘さ(友人麻雀だからかもしれないが)を突くしかない

    【W森】 彼とやると大体勝ち負けの点差が開かない。こちらが二位で三万二千点に対して、三位の彼は二万三千点くらいとか。一位と四位の差は大きい時も小さい時もある
    リーチ後か二鳴き以上の聴牌[テンパイ]状態から、彼の直接の振り込みは望まないほうがいいと断言出来るくらい、とにかく堅い
    降りる時はかなり早い段階で徹底的に降りる。そうなったらこちらは他家[タケ,ターチャ]を標的にしたほうがいい。彼の点数を凹ませたいなどと狙い定めていると、手数を無駄にするだけどころか和了る機会さえ失いかねないのだ
    彼は大勝ちにはこだわらないので、あまり大きな手を作る場面には出くわさない。東場[トンバ]のあいだに一万五千点程度に凹むと南場[ナンバ]は原点付近をウロウロといった感じになることが多い

    【K尾】 最近は少しカモから遠ざかって行ったが、やはり彼からの振り込みは常に期待出来る。ただ、彼はたまにでかい手を和了るので、1・2回和了って調子が出てきたらすぐにツモでも、特にロンのほうが言うまでもなくいいが動きを抑える早和了りに専念する
    役満や派手な手役などを特に好む傾向にあり、牌の巡りが良く上手く合致した時には、四暗刻[スーアンコ]崩れのマンガンや鳴き清一色[チンイツ,チンイーソー]などに和了られる危険性がある
    彼の良い流れは半荘[ハンチャン]のあいだにせいぜい2回あるかないか、それを凌げばやはりこのメンバーでは最弱であることは間違いない

    【A谷】 K尾と大体似ているが、感情の起伏が激しいため逆手に取ることが出来れば有利に進められるかもしれない。心理的な追い詰めによってイケイケの持つ計算外の行動から来る与し難さが抑えられ、結果平凡なセオリー打ちに徹してくれるならば、もはや敵ではないとすら言える。何故なら、彼のセオリー理解はまだまだ未熟だからだ            
     



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    日記1998【2】雀龍会会員メモ~2





    (1623字)
    K尾
    【読み】 はっきり言って知っているのはスジくらい。裏スジどころか壁の有効性を知っているかも怪しいため、カモっぽいとは自分でも少しは分かってはいるはず。彼も負けたくはないだろうが、だからといってスジ以外を覚えることが面倒だと諦めたのか、最近は早々に現物切りを連発する慎重さに傾きすぎた行動が多い。当てずっぽうで相手の役を予想し、連呼する

    【集中】 ほとんどなし。自分に高い役が入っている時は集中しているというか、それはどちらかと言うと、周りが見えなくなっているのだ

    【相手に対しての注意】 手の内よりも相手の視線が気になるらしく、目が合うと何かイチャモンをつけてくる。おそらく自分のやりたいことが勘付かれるのではないか、または待ち牌が表情や自分の所作からバレるのではと警戒しているのだ
    そう言えば、彼は自分の手牌を両手で囲って周りから見えないようにすることがある。ギャグみたいにも見えるが、茶化して横から覗こうと見え見えの演技をやると、彼は本気で不審感を表し微妙に怒りの混じった表情をする。他人の手牌を覗くつもりなど毛頭ないし、他のメンバーも同様なのだが

    【流れまたは流れの活かし方】 活かし方を知らないので流れを無駄に使ってしまう局面が多いとは言っても、手を考える必要もないほど強烈な流れ(バカヅキ)の時は途端に強くなり、愚形待ちのリーチで競り合っても何故か相手より先に和了ってしまい、またそういった時にはどんな手であれ高目をツモれることが多く、裏ドラもよく乗るのだ
    なまじっか戦法を知っている人間は、最終形を目指しながらも受けの手広さを考え、相手の動向を読み危険牌と思[オボ]しきを先に落とすか自分で使い切るか、使い切れずに余る可能性もあるし、そもそも鳴くべきか鳴かざるべきかそれが問題だ云々……と、様々の局面で結果的には間違った選択をしてしまうことがあるが、彼は長い局面を見ないので流れ(ツモ牌の良さ)に純粋に乗れる強みがあると言える

    【和了形の傾向】 役を完全に把握していないため、攻めが単調になりがち。しかしタンピン形ではないにせよ、多面待ち高得点の綺麗な形が出来ることもたまにある。他にはドラ入り喰いタン、愚形が基本


    A谷
    【読み】 彼は私がリーチをすると、これが怪しいあれが怪しいと言い出す。実際には考えは纏まっていないと思う。多分彼の読みの方法は色と数字の偏り、それとリーチ後は通ったスジを消していくぐらい。自分が振り込んだ後に怪しいのは分かっていたなどとよく口にするが、なんとなく候補の一つに入っていた程度のものだろう。あくまでも候補の数を絞り込む作業が重要であって、彼にはそこまで高度には出来ていないのでは

    【集中】 全体的によく喋りつつ、なかなかに集中はしている。彼の場合はブラフ(口三味線[クチジャミセン])が多いので、まずは惑わされないようにしないといけない

    【相手に対しての注意】 リーチをしてくるまではほとんど無関心

    【流れまたは流れの活かし方】 悪い時はとことん悪く、良い時は相当勝つというのが多かったのは私と麻雀卓を囲み始めた当初で、最近は極端にまでボロボロに負けるゲームは多少減った。彼の手牌を完全に知ることは出来ないとはいえ、それなりに調子が上向いているとこちらからでも感じられる時、もう少し流れが続くだろうと警戒していると、あっさりと他の人に和了られてしまう場面がままある
    流れがきている人間をいつまでも乗せていず早めに平板な状態に戻すことは大体の局面で重要とされ、その場合は早い手で流すのが常套といわれているが、彼の勢いが打ち消される時、場合によっては和了った人間がいくらか時間をかけて作ったような、良形高得点の手によってのことがある。つまり、自分の流れを制御しきれずに振り回された結果、中盤以降までも攻めどきを決めかねていたのだ

    【和了形の傾向】 意外に臨機応変に対応している。鳴きが多く、完成形の高い手でもある程度自覚して崩しているみたいだ




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