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    エッセイ(物語構成)【2】パラソル・パラダイム~3





    (999字)
        何故そんなことをするのかといえば前に説明した通り、男の力の優位に対して女の身体の不安定さと母体の保護に対して、意識的なものと無意識的なもの両方からの要請がまずは第一の理由だ。つけ加えれば、未分化な肉体的欲望の充足への期待もないわけではない。中学生がそこまで感じる、はあったとしても、考えるまでに器用な存在なのだろうかとの疑問もあるかもしれない。彼らなど小学校高学年生からの退行すら見られる、少しばかり高等な知能を持っただけの猿の集団ではないかと。
     確かに彼らは猿と同等の生物と言えなくもないが、であってもうまい具合に出来る者とそうでないのがいるのだ。うまく出来る者たちは思春期の数年間を通じて恋愛経験の雛形を自らで知り、体験して作り直し、正しい形といったものを後年に実現する力を持つ可能性が高くなる。
     そうでない者はいつまで経っても、例えば中学生活の上では女子生徒をからかい同性の友人と馬鹿なことを繰り返す、相変わらずの日々である。数年後には歴然とした差が開き、一方は幸せな家庭を築いているかもしれないし、リア充かもしれない。もう一方は恋愛未経験、恋愛無能力者である可能性も前者に比べれば高いことは否定しづらい。
     あくまでも可能性であり、中学時代の異性との関わり方だけで一人の今後全ての恋愛の機会を奪い、また見失わせるというわけでは勿論ないが。

     そろそろ僕のささやかなエピソードに移ろう。
     あれは中学二三年生のいずれかだったと記憶している。その日は朝から雨が降っていて憂鬱な気分だった。雨模様のせいもあって、窓から見える空がいつもよりもさらに暗く思えた。廊下では蛍光灯が全て点けられ、それでも薄暗さが廊下の隅あたりから漏れ出て照明が弱くしか届かない場所にまで忍び寄るように。
     理由は忘れたが昼食前の一時限は自習ということになり、次回の授業に出る範囲の教科書数ページ分をちゃんと勉強しておくようにと黒板に書かれていた。ノートに録れとは書かれていないので、僕は机に入れっぱなしにしてあったものの中から、必要な一冊を取り出して適当にめくってみる。早速読み始めるが、指定された範囲は狭かったのですぐにやることが無くなってしまうと、先生側の指示の足らなさに少しだけ苛立ちを感じてしまうのだった。仕方がないのでノートに重要な部分だけでも写すかなどとうまい時間の潰し方ついて、一人周囲を見回しつつ思案をしていた。




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