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    日記2004【3】嗚呼掃除日和、かな?~2






    (1006字)
     本人自らもゴミであることを内心では認めていないわけでもないのだが、口にするのを何故か避けるのが大抵なのである(『確かにいらない』とは口に出来ない理由があるというよりも、むしろ判断する行為自体を億劫であるとする感覚が強い)。
     そのときに重要な物(本人が思う)や価値のある物(本人が思う)を、しっかりと確認した上で取っておく態度を示すのが大切なのだ。そうすることによって『全てを何でもかんでも捨てるわけではないんだな』と少しばかり気を許し、次第に警戒感を解いてくれると期待出来る。

     ある程度は強硬手段を、あくまでもある程度は許容可能な範囲に受け取ってくれるのだ。少なくとも安定した処理のペースが続いているあいだは、常に作業の手を止めて話し合いを持つことが出来るくらいに相手も落ち着いている。
     実はそのような状態が続いている限り、普段進んで物を捨てたがらない人間も『ああ、そういえばこんなものもあったか。だけど取り立てて必要とするものではないな』などと気持ちも柔軟になり、わざわざ元に戻したりはしないのである。
     基本的に面倒臭がりの人間の性質を逆手に取る――というと聞こえは悪いが――やり方なのだ。

     私はとりあえず自室でゲームをやりながら、ひそかに妹とおばあさんの捗り具合の様子を窺い、停滞気味になりかかったところでやがて階段を降りていった。
     もちろんこれらのやり方が逆効果である場合も少なくはないだろうが、こればかりはどうしようもなく現実的な要請の点からいっても、まずはやらざるを得ない。
     だとすれば、以降も試行錯誤を忘れず当人の意志を相当に尊重する行動規範を旨として、これがとりあえずの始まりにあってはベターだと結論が導き出されることも、それほど不自然なものではない。

     物に対する収集――というより、少なくしか捨てられずに多くを集めてしまう癖(正確には要る物と要らない物を区別出来ない、あるいはしたがらない)は多少の差こそあれ、一定程度は多くの人間に存在する囚われ的な情緒の姿であって、彼女の場合も如何にも病的な現れではないのではないか。
     そう思いたい気持ちもあるし、真も多少ならずあるのではないか? 
     一方で単に、私の掃除心の火がいつの間にか最初に事を始めたおばあさん以上にかなり勢いがつき、早目の昼食から昼下がりを迎えた時間帯でも相変わらず燻っていたので、傍から見た姿は半ば強引に付きあわせている感じにも見えなくもないのだったろう。




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